[1/5話] 診断、その先に~83歳男性、発熱~

190111_ER総合内科合同カンファレンス
概要

症例:83歳男性、主訴:発熱 Part1
いまでも透析を行っている夫人の送り迎えをこなしているADL自立の男性患者です。自覚症状は全くなく、家族が触ったところ体熱感を認め、38度台の発熱を確認したため救急外来を受診してきました。既往歴は、前立腺がん、右内頚動脈起始部狭窄症に対してステント留置(2014年10月)、狭心症に対してPCI(2015年3月、2017年7月)、大動脈弁狭窄症に対してTAVIを実施(2017年7月)、入院3日前にTAVI後1年のフォローアップで外来受診した際には発熱はなく、異常もありませんでした。

Part1は会場から問診質問、そして身体所見を見ていきます。とにかくどうという症状もなくつかみどころのない患者です。CRPが2.8で軽度上昇、Murphy陽性、四肢に軽度の浮腫を認めていますが、あとは特段、何も見つかりません。一体、この熱の原因は何なのでしょうか。。