20歳女性、午前0時の「下っ腹が痛いです!」②

ASAHIクリニカルセミナー_産婦人科
概要

引き続き下腹部痛を主訴とする20歳です。
この状態で瀬賀講師が考えた疾患は、骨盤腹膜炎、虫垂炎、卵巣需要茎捻転、卵巣出血、啓蟄炎、尿管結節、異所性妊娠破裂でした。

さて検査です。まず本人が可能性を否定しても、妊娠の有無を確認することがポイントになります。患者は妊娠反応陰性でした。その他気になるところでは、白血球とCRPが上昇しており、婦人科診察では子宮に圧痛、また膣鏡診で分泌物膿性を認め、臭いもありました。この時点で骨盤腹膜炎と診断がついた患者は入院し、抗菌薬治療が行われました。その後、膣分泌物検査の結果が出て、性器クラミジア感染症が判明しています。
骨盤腹膜炎は生殖可能年齢の女性の妊孕性に影響するため、きちんと治療することが肝要です。

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