[3/5話] 慢性腰痛に隠されたRed Flag ~57歳男性、腰痛~

181221_ER総合内科合同カンファレンス
概要

症例:57歳男性、主訴:腰痛 Part3

10年前から慢性腰痛で脊柱管狭窄症と診断され、5年前からフェントステープ、オキシコドンなどの鎮痛薬が処方されていた男性です。2年前にはMRIも受け、診断はやはり脊柱管狭窄症でした。ところが、4日前から腰痛が増悪、体動困難で薬も飲めず、救急搬送されてきました。

Part3では、見逃してはならない腰痛のRED FLAGを探すための「FACET」を再確認します。
Fracture:骨折
Aorta:大動脈解離・瘤破裂
Compression:脊髄圧迫症候群
Epidural abscess:膿瘍・感染
Tumor:腫瘍

…ざっとこれまでの検査ではいずれも積極的に疑うべき項目は見当たらないものの、再度MRIと採血を実施しました。
最終的に患者は胃食道接合部癌、多発骨転移、多発リンパ節転移であることが判明します。