第9回 かぜの身体診察「頸部領域のリンパ節と甲状腺の触診」

患者を磁石のように惹き付ける初診外来術
概要

風邪の身体診察2回目となる今回は、頸部の診察、特に頸部領域のリンパ節と甲状腺の触診について

頸部領域の細かなリンパ節は全部覚える必要はありません! 大まかに領域で捉えて診察していきます。まずは胸鎖乳突筋の前にあたる前頸部リンパ節。溶連菌性扁桃炎では特徴的に前頸部リンパ節が腫れます。次に胸鎖乳突筋とクロスする垂直領域を側頸部リンパ節と捉えます。ここでは、数珠上にリンパ節が腫大する菊池病に注意しましょう。胸鎖乳突筋の後ろの領域にあたる後頸部リンパ節は、伝染性単核球症、サイトメガロウイルス感染症、風疹、HIVなどで腫大します。このほか、耳介の前後の耳介前リンパ節と耳介後リンパ節、耳下腺、甲状腺、さらに鎖骨上リンパ節と詳しい解説が続きます。鎖骨上リンパ節が腫大しているときは、感染症ではなく何らかのがんであることが多いので注意が必要です。

患者を磁石のように惹き付ける初診外来術

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